相変わらずの更新頻度です・・・
こんなサイトでも、毎月少数ながら訪れて頂けている方々に感謝です。
気負いせずに、更新もぼちぼちやっていこうかと思います。
さて、今日のネタは「転職活動を開始してみた!」です。
昨今、TV-CMやネット上、Youtubeなどなど、転職サイトのCMを見かけない日は無いほどの転職ブーム。
そのブームに乗って…ってことでは無いのですが、将来的に会社に依存しない”生き方”
つまりは「将来的な独立」を目指し、さまざまな業種を体験したいとはずっと考えておりました。
経験を糧にして、具体的な独立に向けた準備につながればと思い、約20年ぶりの転職活動を開始してみた!っといった流れです。
結果、タイトルでも記載の通り、40代での転職活動は思いの外に厳しく4社を受けて全滅となりました。
改めて自身の市場価値とのGAPを思い知らされました。今回、約2ヶ月間に渡って行った転職活動の経験と、結果から考える事などをご覧いただければと思います。
こんな境遇な方の参考になればと思います
- 40代からの転職を考えられている方
- 40代の”市場価値”が気なる方
転職を考えた”キッカケ”
Gino CrescoliによるPixabayからの画像
自分の将来像
冒頭で記載の通り、今後の人生を鑑みて会社という”組織に依存した働き方から脱却” し、将来的には”ライフスタイルに合わせた働き方”を実現したいとの思いが、30代後半から強く思うようになりました。
とはいうものの・・・ 自分一人のスキル・経験の市場性を最初から確保できるとは思えず、まずは自立までに必要となる経験値を積むことが先決と思ったところです。
キッカケ
その折に、社内で自分が温めてきた商品企画が会社上層部の目に止まり突如製品化の道が開く事となり、その準備に勤しんでいたところ社内的な政治の背景なども相まって別の担当者にスイッチするといった自分自身の中では大事件が起こりました。
会社という組織に属していれば、企画の担当者が変更される事などは驚くことでは無いのですが… この企画自体は通常業務の傍らで細々と関係者と調整を行うなど、自分が積極的に動いてきた経緯もあり、正直ショックが大きく今現在の会社で働き続ける事へのモチベーションが大きく沈んでしまいました。
そんな中、以前から考えてきた「自分の将来像」への具体的な準備を進めるタイミングだと感じ、また自分の市場価値を体感したいとの思いもあり “転職活動” を開始しました。
これまでのキャリア
kirill_makes_picsによるPixabayからの画像
自分のキャリア
これまでプロフィールなどでも投稿していた通り、自分自身これまで2回の転職を経験しています。それぞれ、転職のきっかけは…
- 1社目:IT系派遣会社
2002年時当時、「ITバブル崩壊」の”煽り”もあり派遣先が全然なかった。 - 2社目:FA装置メーカー
連日の深夜残業・転勤・出張が多すぎて、家族が犠牲になりそうだった。
2社目は、本当に開発の現場として技術や働き方を叩き込まれ、今考えれば自分のエンジニアとしての基礎を教わった会社でした。仕事は本当にキツかったですが(連日の深夜残業、休日出勤、3年在籍中に4回の転勤)、”モノを作る”という職業の根本的な厳しさを学ばせてもらいました。
3社目となる現職は2社目での”泥臭い” 製品開発の経験値が物を言ってか、入って2つ目のPJに参画するときにはソフト開発メンバー20名程度の設計リーダーを担当していました。
その後、担当していた部署の事業売却などもあり別の製品部署に移動となったタイミングで、プログラマからPMへとキャリアをチェンジし、これまでも大小20以上のさまざまな製品開発PJに携わってきました。
(PMへのキャリアチェンジも、エンジニアとして今後ずっと新しいスキルを習得し続けなければならない現実に、ちょっと”尻込み”してしまったのが本音です・・・汗)
保有資格
ちなみに、保有資格はこんな感じです。
- 基本情報処理(IPA)
- 応用情報技術者(IPA)
- G検定(JDLA)
- TOEIC:400点…
英語は… その~~、なんて言いましょうか… 中学時代に挫折してから一向に勉強に手が付かず、仕事柄 海外支社の担当者と行う「グローバル・ミーティング」などにも出席し、その度に英語の必要性を身にしみているのですが… なかなか進みません。
TOEICも、13年ほど前に会社から指示を受けて受験した以降、全く受験していませんでした。
いざ、転職活動!
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
心強い転職の味方 ”転職エージェント”
転職活動の ”最初の一歩” は、転職エージェント・サイトへの登録。エージェントについては過去の投稿でも記載しておりますので参考にどうぞ!
【転職者向け】現役の技術面接官が答える!転職についての素朴な疑問4選
今回も、以前お世話になったエージェント会社に登録。
業務経歴書とキャリア・シートを更新、転職を希望する職種・業界を入力すると、直ぐにエージェントからメール。
早速、詳しく話を聞きたいとのことのだったので、その日の夜にミーティングを設定。とまぁ、20年ぶりとは言え経験もあるので、このあたりはサクサクっと進めました。
エージェントとの打ち合わせ
エージェントとの打ち合わせで、主に確認された点は以下の2点
- 指定した業種を選んだ理由
- 転職の理由
今回の転職先としては、ITのスキルと製品開発の経験をベースとした「コンサルティング業務」を希望しました。 理由は「将来的な独立」を念頭に、顧客に対しての提案型ビジネスを実際に経験しておきたかったというのが狙いです。担当いただいたエージェントさんからは、このキャリアからの職種を変更する点について特に気にされていたようで、打ち合わせでは「理由の妥当性」を確認したかった様です。
※ その後、担当エージェントさんから伺ったのですが、「コンサルティング系」の職種を希望される方の中には安易に「高い年収」や「ハイグレードなビジネスマン的イメージ」で希望される方もいらっしゃるようで、異業種からの転職の場合には明確な意図が無いと、転職前後でのトラブルの原因にもなるので… とのことでした。
転職の理由については、あまりネガティブなキッカケをお伝えしても・・・と思い、「年齢的に考えてラストチャンス!と思ったので」とだけ伝え、その点についてもご納得いただけました。
紹介頂いた企業
実際に自分のキャリア、希望職種でご紹介いただいた企業は、以下の感じです。(実名は伏せますが… ご想像ください)
- 電電ファミリーの一つ(業種:ソフトウェア開発コンサル)
- BIG4の日本法人(業種:製造業向け ITコンサル)
- 国内 ITコンサル・ベンチャー
- 世界最大のIT企業の日本法人
受けた自分が言うのも何ですが… 錚々たる企業をご紹介いただきました。ですが・・・すべて落ちてます。(泣
そのうち2社は、一次面談でNG。残り2社は書面審査の段階でNGをいただきました。
NGの理由
今回の転職活動で頂いた各企業からのコメントです。
- 希望されている業務とアンマッチを感じた
- 実際に選考面接で人柄は好印象だった。
- 面接で伺った「希望する業務」「将来のキャリアパス」に対して、企業側が期待する「キャリア」と大きなGAPを感じた。
- 希望年収(現時点の年収同等)と、お願いしたポジションがマッチしない。
- 経験されてるキャリア(業界)がニッチ過ぎる
- エンジニアからマネジメント、更に商品企画とキャリアパスとしては順調・理想的だと思う。
- ”コンサルティング” 業種としては、経験されている業界がニッチ過ぎる。
- 希望年収も勘案すると、ポジションなども用意が難しい。
総じていうと…
- 希望年収に対して、キャリア・資格を見ても第三者的な評価としては物足りない…
- 年齢やキャリア内容を勘案しても、”コンサルティング” 業務にどこまで付いてこられるか?不透明。
ってことだと思います。
今回の転職活動で思い知らされた ”市場価値”
Nattanan KanchanapratによるPixabayからの画像
今回のNGを受けて改めてエージェントと振り返りを行い、転職活動を通して40代からの転職の難しさを切に感じました。当然の結果ですが改めて並べてみると…
- 現時点の年収は市場価値ではなく、あくまでも現職での価値に過ぎない。
- 同じ会社にいると、段階的に年収は高くなる。必然的に同じ年収レベルの転職先を探すこととなり期待されるLvは高くなる。(もっと安い年収であれば、経験は少なくとも若い人、高学歴な人を選ぶ)
- 職種を変えること自体、大きなチャレンジ。
ましてや40代を超えてから異業種に飛び込むには、採用側には未経験を超える魅力がなければ、リスクでしかない。
ま、当然の結果といえばそれまでなのですが・・・
ただ、俄然自分の市場価値が明らかになったところで、何故か俄然やる気がでて来ました!外部的な資格や実績を上乗せして、「欲しい!」と思われるようなキャリアを目指します。独立なんて、まずは自分の市場価値に自身が持てなければ、夢のまた夢ですからね。
資格取得などが出来たら、また投稿します。